足の「人指し」指
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シンデレラの靴
私の足のサイズは、実はとても小さい
身長は160センチをわずかに超えるぐらいだから、決して小さいほうではないのだけれど、この身体を支える足は、実は22,5センチっ!
息子の友だちが遊びに来て、玄関に靴が並んでいるのを見て、ビックリした記憶がある
当時、小学校1年生だった息子の友だちの靴は、もうすでに私の靴より大きかった、、、
靴のバーゲンセールなんてものは、私にはまったく縁が無い!
セールの主流は、いまや23,5センチ~24センチ
私の足に合う靴は、ほとんど在庫が無い!
運動靴にいたっては、完全にジュニア用しか無く、この年齢なのに可愛らしいデザインのものしか買うことができない
「間抜けの小足」という言葉が、私の人生には切っても切れなかった
ところが、、、、、
あと数年で、生まれて半世紀になるという最近、私の足が「シンデレラの足」になる瞬間に出会ったのだ!
あるとき突然に、私の頭に浮かんだ「ゴスペルを歌いたい」
これが、私の人生を急ハンドルで方向転換した話しは、このブログで「またかよ!」と批判されるほど書いている
そんな私の頭のなかに、ふたたび新しいインスピレーションが浮かんだ
「踊りたい!」
実は、Story Telling をライフワークにする上で、どうしても何か欠けているというイメージが、頭のなかから離れなかった
いろいろと友人と話しながら、その原因を探っているうちに、友人は私に言った
「もう一度、舞台に立ちなさい!
もう一度、芝居をしたらいいじゃない?」
そうかなあ、、、、、、
久しぶりに舞台を鑑賞しに行ったけれど、、、、やっぱりピッタリと来るものがなかった
それでも、友人の言葉は私の頭から離れなかった
「もう一度、舞台に立ちなさい!」
私の目指す Story Telling は、実は、華やかな舞台とは無縁だ
もちろん、世の中にはいろいろな語り部がいて、そのなかには華やかな舞台衣装に身を包んで、身振り手振りを交えて語る語り手も存在する
私は、その語り方法は絶対に取りたくない
それは、とても明確に拒否している
私は、そんな語りはしたくないっ
それで、見つけたのが、今かよっているO先生の語りだった
O先生の語りは、舞台には一切色が無く、ステージの中央に置かれた椅子にまで黒い布をかけている
そこに登場するO先生の衣装も黒ずくめ
長い髪も、ゆるやかに後ろでひとつにまとめている
その椅子に座ったO先生は、静かに、たんたんと、激しい人生の物語を語り始めるのだ
私も、いつか、O先生のような語りをしたいと、心から願っている
それでも、私の中の「血」が、それだけでは満足できないと叫びはじめた
「舞台に立ちたい」
「舞台で思いっきり自分を表現したい」
では、どう表現するのか?
そこでたどり着いた答えが、「踊る」ことだった
そこまで明快なイメージを抱くことができた私は、現在の経済状態などそっちにおいて置いて、自分の魂が満足するような場所を探した
それが、フラメンコ教室だった
毎晩毎晩、遅くまでネットでフラメンコ教室を検索した
(仕事を休むことなく、父の看病にも支障がなく、Story Telling の勉強や活動もでき、はじめたばかりのゴスペルも続けられる教室)
そんな都合の良い教室など、、、、、
あったのだっ!!
しかも自宅の近くにっ!!
さっそく、その教室に電話をかけた
電話の向こうの踊りの先生の声は、どこか懐かしいと感じられるような話し方だった
まもなく発表会を迎えるためにリハーサルに忙しいスケジュールを調整していただいて、私はすぐに体験レッスンに向かった
もちろん、私には、フラメンコ用の靴も無ければ、スカートも無い
(昔、ジャズダンスを習っていたころのレオタードや靴は、すでに知り合いに譲ってしまっていた)
「では、とりあえず、始めましょう」
そう言うと、先生は戸棚からいくつか靴を取り出した
「あなたに合う靴があればいいけれど、、、、サイズはいくつ?」
「22,5センチです」
「あら、意外に小さいのね~~~」
そう言って、戸棚から出してくれた靴は、とても綺麗な黒のスエードの靴だった
「実はこれ、とても値段の高い靴なのよ
これを買った人は、もともと股関節に故障のある人でね
それを隠してフラメンコを始めたんだけど、たった一回レッスンしただけでドクターストップがかかっちゃって、その靴を、こうして教室に譲ってもらったの
だけど、なんてったってサイズが小さいから、うちの生徒さんでサイズの合う人がいなかったのよ」
履いてみると、、、、、
そのシンデレラの靴は、私の足にピッタリだった
初めてのフラメンコの練習は、とても楽しかった
もちろん、フラメンコのパソ(ステップ)は生まれて初めてだったから、何度もわけがわからなくなったけれど、大きな鏡の前で踊る感覚は、ものすごく懐かしく、そして何より楽しかった
「やっぱり若いころに踊りを踊っていた人は違うわね~~
普通、このステップのあとに、たいていバランスを崩すものなんだけど、、、」
そう言うと、先生は、普通の体験レッスンのカリキュラムを越えて、どんどん新しいパソを教えてくださった
あとは、練習日の日程調整だ
「うちは、他の教室と違って、毎週何曜日って決めていないの
月末に、生徒さんたちが相談して、来月の練習日を決める方式なのよ」
これなら、父の通院日も、おはなし会も、考慮しながら続けることができそうだ
さっそく入会を決めた私は、体験レッスンが終わったあとも、それから3時間も先生と話しこんだ
不思議なことに、私は、はじめて会った先生との共通点がとても多かった
歌舞伎が好きなこと
絵本が好きなこと
、、、、、、
そして、フラメンコが他の舞踏と違って、人生そのものを表現する踊りであることを聞いた瞬間、私は、私の魂が喜んでいるのをはっきりと感じた
「最初にフラメンコ用の靴を用意してもらうんだけど、、、、
この靴でよかったら、お譲りするわよ」
その言葉を聞いた私は、最近読んだばかりの小説『ダヴィンチコード』の一説を思い出した
ダ・ヴィンチ・コード(上)
ダン・ブラウン 越前 敏弥 / 角川書店
『汝が聖杯をみつけるのではなく、聖杯が汝を見出すのである』
その靴は、何年も私を待っていてくれたのだと、私は心の底から思った
私は、踊るべきなんだ
この先に、何が待っているのか、今の私にはわからないけれど、「ゴスペルを歌いたい」と思って行動した先に、今の私があるように、この靴が私を未来へいざなってくれる
家に帰って、興奮のうちに、天使のオラクルカードをひくと、、、、
『Astara』
そして
『Isabella』
どちらも、今の私を肯定してくれるカードばかりだ
私は、道を間違ってはいない
この道を歩けば、かならず「私らしい生き方」を見つけるだろう
今、私は、ものすごく幸せだっ!
ゴブリンの魔術に惑わされているとしても、今の私はものすごく幸せだっ!
身長は160センチをわずかに超えるぐらいだから、決して小さいほうではないのだけれど、この身体を支える足は、実は22,5センチっ!
息子の友だちが遊びに来て、玄関に靴が並んでいるのを見て、ビックリした記憶がある
当時、小学校1年生だった息子の友だちの靴は、もうすでに私の靴より大きかった、、、
靴のバーゲンセールなんてものは、私にはまったく縁が無い!
セールの主流は、いまや23,5センチ~24センチ
私の足に合う靴は、ほとんど在庫が無い!
運動靴にいたっては、完全にジュニア用しか無く、この年齢なのに可愛らしいデザインのものしか買うことができない
「間抜けの小足」という言葉が、私の人生には切っても切れなかった
ところが、、、、、
あと数年で、生まれて半世紀になるという最近、私の足が「シンデレラの足」になる瞬間に出会ったのだ!
あるとき突然に、私の頭に浮かんだ「ゴスペルを歌いたい」
これが、私の人生を急ハンドルで方向転換した話しは、このブログで「またかよ!」と批判されるほど書いている
そんな私の頭のなかに、ふたたび新しいインスピレーションが浮かんだ
「踊りたい!」
実は、Story Telling をライフワークにする上で、どうしても何か欠けているというイメージが、頭のなかから離れなかった
いろいろと友人と話しながら、その原因を探っているうちに、友人は私に言った
「もう一度、舞台に立ちなさい!
もう一度、芝居をしたらいいじゃない?」
そうかなあ、、、、、、
久しぶりに舞台を鑑賞しに行ったけれど、、、、やっぱりピッタリと来るものがなかった
それでも、友人の言葉は私の頭から離れなかった
「もう一度、舞台に立ちなさい!」
私の目指す Story Telling は、実は、華やかな舞台とは無縁だ
もちろん、世の中にはいろいろな語り部がいて、そのなかには華やかな舞台衣装に身を包んで、身振り手振りを交えて語る語り手も存在する
私は、その語り方法は絶対に取りたくない
それは、とても明確に拒否している
私は、そんな語りはしたくないっ
それで、見つけたのが、今かよっているO先生の語りだった
O先生の語りは、舞台には一切色が無く、ステージの中央に置かれた椅子にまで黒い布をかけている
そこに登場するO先生の衣装も黒ずくめ
長い髪も、ゆるやかに後ろでひとつにまとめている
その椅子に座ったO先生は、静かに、たんたんと、激しい人生の物語を語り始めるのだ
私も、いつか、O先生のような語りをしたいと、心から願っている
それでも、私の中の「血」が、それだけでは満足できないと叫びはじめた
「舞台に立ちたい」
「舞台で思いっきり自分を表現したい」
では、どう表現するのか?
そこでたどり着いた答えが、「踊る」ことだった
そこまで明快なイメージを抱くことができた私は、現在の経済状態などそっちにおいて置いて、自分の魂が満足するような場所を探した
それが、フラメンコ教室だった
毎晩毎晩、遅くまでネットでフラメンコ教室を検索した
(仕事を休むことなく、父の看病にも支障がなく、Story Telling の勉強や活動もでき、はじめたばかりのゴスペルも続けられる教室)
そんな都合の良い教室など、、、、、
あったのだっ!!
しかも自宅の近くにっ!!
さっそく、その教室に電話をかけた
電話の向こうの踊りの先生の声は、どこか懐かしいと感じられるような話し方だった
まもなく発表会を迎えるためにリハーサルに忙しいスケジュールを調整していただいて、私はすぐに体験レッスンに向かった
もちろん、私には、フラメンコ用の靴も無ければ、スカートも無い
(昔、ジャズダンスを習っていたころのレオタードや靴は、すでに知り合いに譲ってしまっていた)
「では、とりあえず、始めましょう」
そう言うと、先生は戸棚からいくつか靴を取り出した
「あなたに合う靴があればいいけれど、、、、サイズはいくつ?」
「22,5センチです」
「あら、意外に小さいのね~~~」
そう言って、戸棚から出してくれた靴は、とても綺麗な黒のスエードの靴だった
「実はこれ、とても値段の高い靴なのよ
これを買った人は、もともと股関節に故障のある人でね
それを隠してフラメンコを始めたんだけど、たった一回レッスンしただけでドクターストップがかかっちゃって、その靴を、こうして教室に譲ってもらったの
だけど、なんてったってサイズが小さいから、うちの生徒さんでサイズの合う人がいなかったのよ」
履いてみると、、、、、
そのシンデレラの靴は、私の足にピッタリだった
初めてのフラメンコの練習は、とても楽しかった
もちろん、フラメンコのパソ(ステップ)は生まれて初めてだったから、何度もわけがわからなくなったけれど、大きな鏡の前で踊る感覚は、ものすごく懐かしく、そして何より楽しかった
「やっぱり若いころに踊りを踊っていた人は違うわね~~
普通、このステップのあとに、たいていバランスを崩すものなんだけど、、、」
そう言うと、先生は、普通の体験レッスンのカリキュラムを越えて、どんどん新しいパソを教えてくださった
あとは、練習日の日程調整だ
「うちは、他の教室と違って、毎週何曜日って決めていないの
月末に、生徒さんたちが相談して、来月の練習日を決める方式なのよ」
これなら、父の通院日も、おはなし会も、考慮しながら続けることができそうだ
さっそく入会を決めた私は、体験レッスンが終わったあとも、それから3時間も先生と話しこんだ
不思議なことに、私は、はじめて会った先生との共通点がとても多かった
歌舞伎が好きなこと
絵本が好きなこと
、、、、、、
そして、フラメンコが他の舞踏と違って、人生そのものを表現する踊りであることを聞いた瞬間、私は、私の魂が喜んでいるのをはっきりと感じた
「最初にフラメンコ用の靴を用意してもらうんだけど、、、、
この靴でよかったら、お譲りするわよ」
その言葉を聞いた私は、最近読んだばかりの小説『ダヴィンチコード』の一説を思い出した
ダ・ヴィンチ・コード(上)
ダン・ブラウン 越前 敏弥 / 角川書店
『汝が聖杯をみつけるのではなく、聖杯が汝を見出すのである』
その靴は、何年も私を待っていてくれたのだと、私は心の底から思った
私は、踊るべきなんだ
この先に、何が待っているのか、今の私にはわからないけれど、「ゴスペルを歌いたい」と思って行動した先に、今の私があるように、この靴が私を未来へいざなってくれる
家に帰って、興奮のうちに、天使のオラクルカードをひくと、、、、
『Astara』
そして
『Isabella』
どちらも、今の私を肯定してくれるカードばかりだ
私は、道を間違ってはいない
この道を歩けば、かならず「私らしい生き方」を見つけるだろう
今、私は、ものすごく幸せだっ!
ゴブリンの魔術に惑わされているとしても、今の私はものすごく幸せだっ!
by nitonyan
| 2006-03-26 12:54
| Duende
「親より出世するよ」
私の母は、私にそう言い続けた
「親より出世するよ」
そう息子に言ったとたんに、はじめて私は、私の母の気持ちが理解できた
「親より出世するよ」
それは、
「親より出世してほしい」
という親の願いと、期待だった、、、
「La Postal 1日1信」
私の母は、私にそう言い続けた
「親より出世するよ」
そう息子に言ったとたんに、はじめて私は、私の母の気持ちが理解できた
「親より出世するよ」
それは、
「親より出世してほしい」
という親の願いと、期待だった、、、
「La Postal 1日1信」
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