足の「人指し」指


Gaudete in Domino. Ora et labora. 主にあって喜べ! 祈れ、そして働け!
by nitonyan
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

パリージョ初体験っ♪

教室の案内には
「レッスンに必要なもので、まず最初にそろえるものは、靴
 その後にパリージョ(palillos カスタネット)、そして最後にファルダ(スカート)という順序です」
と書いてあった通り、レッスン5回目でいよいよカスタネットの練習が加わった
ますます「フラメンコ~~っ」的になってきたぜ~~っ♪

「レッスンのずっと後になってパリージョをはじめる教室が多いんだけど、
 こればっかりはちゃんと練習しておかないと、踊りながら打てないのよね~~」
つまり、踊りの振り付けを練習するのと同時に、パリージョの自主練習もして、打てるようにしておくように、ということ

レッスン最初の日に先生が
「パリージョもいくつかあったから、探しておくわね」
と、おっしゃっていたとおり、今日は最初から袋を持って先生が登場
そして袋から、二つの蓋が並んでついた袋を取り出した
その中に、右と左のパリージョがそれぞれ入っているのだ

そこからはパリージョのレクチャー
素材は3~4種類、あること
同じ材質でも音の高さが違うので、これは好みで選んでいい、とのこと
そして、同じメーカーの同じ種類のパリージョでも、ひとつひとつ音が違うので、パリージョは「一期一会」だと思うこと
そして袋から取り出したパリージョは、フィブラと呼ばれる合成樹脂性の茶色のパリージョだった

「実は、これ、まず日本じゃ手に入らないパリージョなのよ
 個人輸入も、最低50個って会社だから、日本の専門店にもまず置いていないわね
 それに、私がスペインに行ったときに教室のために買ってきたもののなかでも、
 これは、特にいいものなの」

え~~? そんな良いもの、こんな初心者にはもったいないです~~、、、

「このパリージョは、実は2個買ってきたの
 一つは、このあいだの舞台で、ソロで踊っていた人がパリージョが大好きでね
 よく練習するから、わけてあげたの
 これも、誰にでも勧めるわけじゃないのよ、一所懸命な人にしか勧めないから」

一瞬、先生の言葉に舞い上がったけれど、、、
次の瞬間には、先生の言葉に秘められた期待と責任を感じた

「私が持っているパリージョのなかで一番値段の高いものは、世界に4つしかないものの一つなんだけど、それは何十万円って値段がするのよ
 でも、これは良いといっても、そこまで高くはないからダイジョウブ
 靴や衣装は、何度も買い換えるものだけれど、パリージョは一生ものよ」

値段を聞けば、たしかにネットで検索して出てくるパリージョより高かった
それでも、先生が値引きをしてくれたので、結局、靴よりは安かった
私が先生から買ったパリージョはこちらの会社の「Orozco Marrón nº 7 」っ♪
な、な、なんとっ、「プロ用」っ


紐の調節のしかた、指へのつかかた、そして打ち方をひとつひとつ習っていく
これが、思ったより難しい
しばらくして、指先を見ていた先生が
「ピアノか何か、習っていた?」
と聞くので、「はい」と答えると、今度は
「バッハは弾いたことがある?」
と聞いてきた
、、、なんで「バッハ」なんだろう?
と、考えながらも「はい」と答えると、先生は明るい声で
「なら、ダイジョウブね」

「バッハインベンション」は弾けても、すぐにはパリージョは鳴らない、、、、

私の戸惑いをよそに、先生はどんどん進めていく
「セビジャーナスのリズムは、こうっ
 振り付けが最後までいったら、パリージャを打ちながら踊るからねっ」

どわ~~~ん、、、、、

そ、そ、そんな難しいこと、できるんかいっ?


踊りの振り付けは、2~3度で覚えていく私が、パリージョには悪戦苦闘している姿を見て、先生はケラケラと笑い出した
4連で打とうとすると、、、、カスタネットの間に指が挟まれてしまう~~~ 汗
しばらく先生の笑いが止まらないので
「先生、笑いすぎですっ」
と言うと
「あなたは勘がいいから、練習すれば大丈夫ね~
 最初から、ちゃんと4連の音が聞こえているものっ」

その後、踊りの練習になった
「1番」の振り付けは終わっているので、今日は、いつもの練習曲以外のセビジャーナスで踊ることになった
テンポは、練習曲よりもずっと早い
本来なら「1番」「2番」、、、と違う振り付けで踊るところを、一曲をすべて「1番」の振り付けで踊る
横で踊る先生の踊りも、練習のときよりも、すこしだけ雰囲気が違う
腕のふりかた、足の踏み出しの微妙なタイミング、それと、、、何だろう?
基本的な振り付けを教えているときの先生よりも、ずっと楽しそうに踊っている
私は、新しい曲が流れると「1番」「2番」あたりは振り付けがメチャメチャになってしまうけれど、生来、負けず嫌いな私は、「3番」「4番」を踊るときには、なんとか音楽についていった
「よしっ 大丈夫ね」
そう言うと、先生はまた違うCDをかける
「今度はピアノのセビジャーナス、綺麗よ~~~」
綺麗よ~~って、音楽を味わっている余裕はありません、、、、

4種類のセビジャーナスで踊りきって、今日のレッスンは終了っ
「次のレッスンはいつだっけ?」
「まだ決まっていないんですけれど、父の抗がん剤治療が始まったので、来月は木曜日は無理だと思います」
「じゃあ、来月は、全部土曜の夜にしましょうか?」
「そうしていただけると、ありがたいです
 わがまま言って申し訳ありません」
さらに
「こんな大変なときにフラメンコを始めるなんてって、思われるでしょうけれど、
 大変なときだからこそ、フラメンコを始めてよかったと思ってるんです
 よろしくお願いします」
そう付け加えると
「発散できるよね~~~っ」
と、先生はニコリと笑った

帰りに、コンビニに寄って、ストッキングを買った
パリージャの練習をするのに、音が響いて近所迷惑にならないように、ストッキングをかぶせて練習をするためだ

私の頭のなかでは、もうパリージャを自由に扱いながら、華麗に踊っている私の姿が踊っていた、、、、


 
 
[PR]
by nitonyan | 2006-04-22 23:55 | Duende

「親より出世するよ」
私の母は、私にそう言い続けた

「親より出世するよ」
そう息子に言ったとたんに、はじめて私は、私の母の気持ちが理解できた

「親より出世するよ」
それは、
「親より出世してほしい」
という親の願いと、期待だった、、、

「La Postal 1日1信」

最新の記事

そんなこと思ってるんだ、、、
at 2012-10-23 22:08
今日からウインナー3個ずつ
at 2012-08-11 08:38
門出
at 2012-08-09 20:25

ファン

ブログジャンル

画像一覧