足の「人指し」指
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今日は、実家の父の誕生日
いつもの時間に起きて、彼氏と息子を見送ってから、私も出かける準備をした
昨年の父の誕生日に、父はまだ入院中だった
私も仕事が休めず、花を贈ることしかできなかったけれど、今年はちょうど私の仕事の休みに重なったので、大きなプレゼントはできないけれど、顔を見せに行くことにしたのだ
実家の最寄の駅ちかくの、いつも寄るケーキ屋さんで誕生日のお祝いのケーキを用意した
「ろうそくもお願いできますか?」
「何本ですか?」と店員さんが訊いた
「82才なんですけど、、、」と言うと
「では、大きなろうそく8本と、小さなろうそくを2本にしましょう」
準備をしているあいだ、カウンターに並べられている数字のろうそくをみつけた
それは、ろうそくを年齢分たてるかわりに、数字のろうそくをたてるものだ
普段、酸素チューブが離せない父が、果たして合計10本のろうそくを一気に吹き消すことができるだろうか?
ちょっと不安になって、
「やっぱり、この数字のろうそくにします」
そう言った
けれど、すぐに思い直した
今年、10本のろうそくを吹き消すことができなかったら、来年からはこの数字のろうそくを使おう
今まで、父の誕生日に、ケーキにろうそくをたてるなんてことをしたことがなかったんだ
初めてなんだから、トライしてみよう
「すいません
やっぱり普通のろうそくにします」
そう言うと、店員さんはにこっと笑って、準備をしてくださった
実家に着くと、父は居間でテレビを観ていた
さっそく箱からケーキを取り出すと、もう、それだけで父の顔が輝いた
「また、無理させて悪かったな」
「これでおしまいじゃないのよ
見てて、、」
小さなイチゴのホールケーキに、数を数えながらろうそくをたてる私も楽しかった
「10 20 30 、、、、、そして80と、2
長生きしたね~~~」
母も楽しそうに覗き込んできた
「さあ、火をつけるわね」
仏壇のマッチをかりて、もう一度数を数えながら火をつける
10本のろうそくに火をともすのに、マッチが3本も必要だった
「♪Happy Birthday to you ~~~」
私ひとりが誕生日の歌を歌い、歌い終わってから
「はい、吹き消して」
そう声をかけると、、、、、
予想に反して、父はひと吹きで10本のろうそくの火を吹き消した
「すごいね~ 一気には無理だと思っていたのに」
そう言うと
「水がたまっていても、肺活量はあるからね」
と父は得意そうに言った
ケーキを切り分けて、食べていると、父が言った
「オレもそう長くはないだろうなあ、、、」
「そんな弱気なこと、言っていないで!
あのね、こういうろうそくのほかに、数字のろうそくもあるのよ
100才の誕生日ケーキには『1』『0』『0』っていう数字を立ててあげるからね」
そう言うと、父は困ったような顔をしながらも、笑顔になった
「あと12年はあるから、ゆっくり待っていてね」
来年も、再来年も、その次の年も、、、、、ずっとずっと父の誕生日ケーキにろうそくをたてられることを祈って、、、、、
Happy Birthday to You ♪
いつもの時間に起きて、彼氏と息子を見送ってから、私も出かける準備をした
昨年の父の誕生日に、父はまだ入院中だった
私も仕事が休めず、花を贈ることしかできなかったけれど、今年はちょうど私の仕事の休みに重なったので、大きなプレゼントはできないけれど、顔を見せに行くことにしたのだ
実家の最寄の駅ちかくの、いつも寄るケーキ屋さんで誕生日のお祝いのケーキを用意した
「ろうそくもお願いできますか?」
「何本ですか?」と店員さんが訊いた
「82才なんですけど、、、」と言うと
「では、大きなろうそく8本と、小さなろうそくを2本にしましょう」
準備をしているあいだ、カウンターに並べられている数字のろうそくをみつけた
それは、ろうそくを年齢分たてるかわりに、数字のろうそくをたてるものだ
普段、酸素チューブが離せない父が、果たして合計10本のろうそくを一気に吹き消すことができるだろうか?
ちょっと不安になって、
「やっぱり、この数字のろうそくにします」
そう言った
けれど、すぐに思い直した
今年、10本のろうそくを吹き消すことができなかったら、来年からはこの数字のろうそくを使おう
今まで、父の誕生日に、ケーキにろうそくをたてるなんてことをしたことがなかったんだ
初めてなんだから、トライしてみよう
「すいません
やっぱり普通のろうそくにします」
そう言うと、店員さんはにこっと笑って、準備をしてくださった
実家に着くと、父は居間でテレビを観ていた
さっそく箱からケーキを取り出すと、もう、それだけで父の顔が輝いた
「また、無理させて悪かったな」
「これでおしまいじゃないのよ
見てて、、」
小さなイチゴのホールケーキに、数を数えながらろうそくをたてる私も楽しかった
「10 20 30 、、、、、そして80と、2
長生きしたね~~~」
母も楽しそうに覗き込んできた
「さあ、火をつけるわね」
仏壇のマッチをかりて、もう一度数を数えながら火をつける
10本のろうそくに火をともすのに、マッチが3本も必要だった
「♪Happy Birthday to you ~~~」
私ひとりが誕生日の歌を歌い、歌い終わってから
「はい、吹き消して」
そう声をかけると、、、、、
予想に反して、父はひと吹きで10本のろうそくの火を吹き消した
「すごいね~ 一気には無理だと思っていたのに」
そう言うと
「水がたまっていても、肺活量はあるからね」
と父は得意そうに言った
ケーキを切り分けて、食べていると、父が言った
「オレもそう長くはないだろうなあ、、、」
「そんな弱気なこと、言っていないで!
あのね、こういうろうそくのほかに、数字のろうそくもあるのよ
100才の誕生日ケーキには『1』『0』『0』っていう数字を立ててあげるからね」
そう言うと、父は困ったような顔をしながらも、笑顔になった
「あと12年はあるから、ゆっくり待っていてね」
来年も、再来年も、その次の年も、、、、、ずっとずっと父の誕生日ケーキにろうそくをたてられることを祈って、、、、、
Happy Birthday to You ♪
#
by nitonyan
| 2005-09-08 23:30
| くるぶし
「親より出世するよ」
私の母は、私にそう言い続けた
「親より出世するよ」
そう息子に言ったとたんに、はじめて私は、私の母の気持ちが理解できた
「親より出世するよ」
それは、
「親より出世してほしい」
という親の願いと、期待だった、、、
「La Postal 1日1信」
私の母は、私にそう言い続けた
「親より出世するよ」
そう息子に言ったとたんに、はじめて私は、私の母の気持ちが理解できた
「親より出世するよ」
それは、
「親より出世してほしい」
という親の願いと、期待だった、、、
「La Postal 1日1信」
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