足の「人指し」指
S | M | T | W | T | F | S |
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
31 |
セビジャーナス、踊りこみ
仕事が終わって、レッスン場へ行くと、他の人たちのレッスンの最中だった
「着替えて待っていてね」
と、レッスン場から顔をのぞかせた先生の言葉に従い、更衣室で着替えて、レッスン室の外のベンチでTさんと待っていた
レッスン室からは、先生の声と、パルマ(手拍子)と靴音が響いてくる
「そんなんじゃ、どこから演奏したらよいか、伝わらないわよっ!」
「途中で音楽が伸びたときにどうするかを、ちゃんと考えておかないと、、、」
「ただ踊るんじゃなくて、起承転結をはっきりさせることっ」
「もし、踊りをやめようと思っても音楽が止まらなかったら、、、、」
レッスン室から聞こえてくる先生の言葉に、思わず耳がダンボっ!!
え? 音楽って、、、、決まっていないの?
しばらくすると、レッスン室から先生が顔を出した
「まだ続くんだけど、中に入って見学していてね」
Tさんと一緒に、荷物を持ってレッスン室に入ると、、、、、
そこには、先日の発表会でソロを踊った人や、群舞の中でも生徒だけで踊った群舞を踊っていた人がいた、、、
つまり、、、上級生っ!
どうやら、踊り自体を自分で考えて踊る練習をしているらしい、、、、
フラメンコの踊りというのは、あらかじめ振り付けや音楽の長さが決まっている踊りだけではなく、踊り手・歌い手(カンテ)・伴奏(ギター&パーカッション)の三者で即興で作り上げるものがある
いわゆるタブラオ(フラメンコの踊りを見ながら食事ができる居酒屋)での踊りは、後者の即興であることが多い
もちろん三者が即興で合わせるためには一定のルールがあって、歌をいざなう踊りや踊りの締めを歌い手や演奏者に知らせる踊りは決まっている
7月の発表会では、あらかじめ振り付けの決まっている踊りだけじゃなく、今日レッスン室にいる3人ともう一人が、舞台上で即興のフラメンコを踊るようだ
超初心者の私とTさんは、実質的にはフラメンコとは呼べない「セビジャーナス」でさえ終わっていないのに、いきなり超上級のレッスンを見学させてもらうことになった
ただただ、、、目が点っ!
上級生のレッスンの締めで、一緒にセビジャーナスを踊ることになった
上級生たちは、まずはパリージョ(カスタネット)をつけて踊った
私とTさんは、パリージョを鳴らしながら華麗に踊る先輩たちの後ろを、1番と2番の最初だけ腕をつけて、その後はステップだけで踊ったのだけれど、、、、
(これ、同じ踊りなの?)
と思うほど、先輩たちの踊りは綺麗だった
腕の使い方、スカートをはいているので、そのスカートがひらりとゆれるたびに、そちらに目がいってしまって、、、、自分のステップはめちゃくちゃになっていった
「じゃあ、次はアバニコ(扇子)!」
先生の声に、いっせいに先輩たちがパリージョをはずし、それぞれのカバンからアバニコを取り出す
音楽が始まると、、、
やっぱり
(これって、同じ踊りなの?) 笑
ふたたびアバニコを華麗に扱いながら踊る先輩たちに見とれて、自身のステップはズタボロっ
上級生が帰ると、ズタボロだった3番の振り付けを、ゆっくりした音楽でおさらい
「もうしばらくすると、また違う人が入ってくるからね
そしたら、また、通して踊るから、ちゃんと確認しておいてね」
先生の言葉通り、しばらくすると、今度は違う二人の先輩がレッスン室に入ってきた
まずはパリージョの練習
円陣を組んで、指使いに注意しながらパリージョを鳴らす練習
しばらくして、先生が
「ブラソ(腕の使い方)の練習にしましょっ」
いつもの、私とTさんだけのレッスンでは、ブラソの練習といえば、ただ単純に腕の練習
でも今夜は、パリージョ付っ
両手を挙げた状態からはじめて、「1,2,3」で片方の腕を下ろし、「4,5,6」でその腕を上げていく
それにあわせて、パリージョを「タリヤリヤリヤリヤッピ」と鳴らしていく
これは、家での自習が効いて、なんとかついていけた
「じゃあ、次は、倍のスピードね」
ええ??? 倍のスピードって、、なにっ??
先ほどのリズムと同じ速さで、今度は「1,2,3」だけで腕を下ろし上げるっ?
当然、パリージョを鳴らしながら、、、、、
できるわけないっ!
それでも、とりあえずパリージョを鳴らすことだけは必死で、鏡に映った自分の腕は、とてもじゃないけれど綺麗とは言えない軌跡をなぞっている、、、、
終わったときには、両腕は腱鞘炎になるほど痛かった
「二の腕を細くしたかったら、フラメンコはいいのよ~~~っ」
と、先生は涼しい顔っ
その後、2人の先輩たちと、ふたたび「セビジャーナス」
先輩たちはパリージョ付で踊る
私とTさんは、あいかわらず曲の最初だけ手をつけて踊る
「さっきよりは良くなってるわよ」
と先生は言ってくださったけれど、、、
あまりの自分の不甲斐なさにへこむ
その後、こちらもフラメンコでは重要な「コントラティエンポ」(裏打ち)の練習をして、私とTさんのレッスンは終了
更衣室に入ると、Tさんが
「Nさん、大丈夫ですか? 顔色が違ってますよ」
上手にできなくてへこんでいるのが、外からみてもバレバレだったみたい、、、
「Nさんって、以外に完璧主義者なんですね~~
このぐらいの失敗、どうってことないですよ、私なんてしょっちゅうなんだから、、、」
そうなぐさめてくれた
電車を待っているあいだも、Tさんは
「あの人たちは、もう何年も踊ってるんだから、うまくて当たり前ですよ
私なんて、Nさんよりもひどい状態で、もう笑っちゃうしかありませんよ」
そう言って、なんどもおどけた話し方で、私を笑わせてくれた
それにしても、そんなに慰められるほど、私ってへこんでいたんだあ、、、、 苦笑
Tさんって、いい人だなあ~
こんなにいい人と、一緒にレッスンできて、、、良かったなっ
電車のなかで、振り付けの細かい部分を確認しあった
頭でわかっていても、その通りに動けなかった自分たちを笑い飛ばしながら、、、
良い先生と、良い仲間にめぐり合えて、わたしは幸せです
+神に感謝
「着替えて待っていてね」
と、レッスン場から顔をのぞかせた先生の言葉に従い、更衣室で着替えて、レッスン室の外のベンチでTさんと待っていた
レッスン室からは、先生の声と、パルマ(手拍子)と靴音が響いてくる
「そんなんじゃ、どこから演奏したらよいか、伝わらないわよっ!」
「途中で音楽が伸びたときにどうするかを、ちゃんと考えておかないと、、、」
「ただ踊るんじゃなくて、起承転結をはっきりさせることっ」
「もし、踊りをやめようと思っても音楽が止まらなかったら、、、、」
レッスン室から聞こえてくる先生の言葉に、思わず耳がダンボっ!!
え? 音楽って、、、、決まっていないの?
しばらくすると、レッスン室から先生が顔を出した
「まだ続くんだけど、中に入って見学していてね」
Tさんと一緒に、荷物を持ってレッスン室に入ると、、、、、
そこには、先日の発表会でソロを踊った人や、群舞の中でも生徒だけで踊った群舞を踊っていた人がいた、、、
つまり、、、上級生っ!
どうやら、踊り自体を自分で考えて踊る練習をしているらしい、、、、
フラメンコの踊りというのは、あらかじめ振り付けや音楽の長さが決まっている踊りだけではなく、踊り手・歌い手(カンテ)・伴奏(ギター&パーカッション)の三者で即興で作り上げるものがある
いわゆるタブラオ(フラメンコの踊りを見ながら食事ができる居酒屋)での踊りは、後者の即興であることが多い
もちろん三者が即興で合わせるためには一定のルールがあって、歌をいざなう踊りや踊りの締めを歌い手や演奏者に知らせる踊りは決まっている
7月の発表会では、あらかじめ振り付けの決まっている踊りだけじゃなく、今日レッスン室にいる3人ともう一人が、舞台上で即興のフラメンコを踊るようだ
超初心者の私とTさんは、実質的にはフラメンコとは呼べない「セビジャーナス」でさえ終わっていないのに、いきなり超上級のレッスンを見学させてもらうことになった
ただただ、、、目が点っ!
上級生のレッスンの締めで、一緒にセビジャーナスを踊ることになった
上級生たちは、まずはパリージョ(カスタネット)をつけて踊った
私とTさんは、パリージョを鳴らしながら華麗に踊る先輩たちの後ろを、1番と2番の最初だけ腕をつけて、その後はステップだけで踊ったのだけれど、、、、
(これ、同じ踊りなの?)
と思うほど、先輩たちの踊りは綺麗だった
腕の使い方、スカートをはいているので、そのスカートがひらりとゆれるたびに、そちらに目がいってしまって、、、、自分のステップはめちゃくちゃになっていった
「じゃあ、次はアバニコ(扇子)!」
先生の声に、いっせいに先輩たちがパリージョをはずし、それぞれのカバンからアバニコを取り出す
音楽が始まると、、、
やっぱり
(これって、同じ踊りなの?) 笑
ふたたびアバニコを華麗に扱いながら踊る先輩たちに見とれて、自身のステップはズタボロっ
上級生が帰ると、ズタボロだった3番の振り付けを、ゆっくりした音楽でおさらい
「もうしばらくすると、また違う人が入ってくるからね
そしたら、また、通して踊るから、ちゃんと確認しておいてね」
先生の言葉通り、しばらくすると、今度は違う二人の先輩がレッスン室に入ってきた
まずはパリージョの練習
円陣を組んで、指使いに注意しながらパリージョを鳴らす練習
しばらくして、先生が
「ブラソ(腕の使い方)の練習にしましょっ」
いつもの、私とTさんだけのレッスンでは、ブラソの練習といえば、ただ単純に腕の練習
でも今夜は、パリージョ付っ
両手を挙げた状態からはじめて、「1,2,3」で片方の腕を下ろし、「4,5,6」でその腕を上げていく
それにあわせて、パリージョを「タリヤリヤリヤリヤッピ」と鳴らしていく
これは、家での自習が効いて、なんとかついていけた
「じゃあ、次は、倍のスピードね」
ええ??? 倍のスピードって、、なにっ??
先ほどのリズムと同じ速さで、今度は「1,2,3」だけで腕を下ろし上げるっ?
当然、パリージョを鳴らしながら、、、、、
できるわけないっ!
それでも、とりあえずパリージョを鳴らすことだけは必死で、鏡に映った自分の腕は、とてもじゃないけれど綺麗とは言えない軌跡をなぞっている、、、、
終わったときには、両腕は腱鞘炎になるほど痛かった
「二の腕を細くしたかったら、フラメンコはいいのよ~~~っ」
と、先生は涼しい顔っ
その後、2人の先輩たちと、ふたたび「セビジャーナス」
先輩たちはパリージョ付で踊る
私とTさんは、あいかわらず曲の最初だけ手をつけて踊る
「さっきよりは良くなってるわよ」
と先生は言ってくださったけれど、、、
あまりの自分の不甲斐なさにへこむ
その後、こちらもフラメンコでは重要な「コントラティエンポ」(裏打ち)の練習をして、私とTさんのレッスンは終了
更衣室に入ると、Tさんが
「Nさん、大丈夫ですか? 顔色が違ってますよ」
上手にできなくてへこんでいるのが、外からみてもバレバレだったみたい、、、
「Nさんって、以外に完璧主義者なんですね~~
このぐらいの失敗、どうってことないですよ、私なんてしょっちゅうなんだから、、、」
そうなぐさめてくれた
電車を待っているあいだも、Tさんは
「あの人たちは、もう何年も踊ってるんだから、うまくて当たり前ですよ
私なんて、Nさんよりもひどい状態で、もう笑っちゃうしかありませんよ」
そう言って、なんどもおどけた話し方で、私を笑わせてくれた
それにしても、そんなに慰められるほど、私ってへこんでいたんだあ、、、、 苦笑
Tさんって、いい人だなあ~
こんなにいい人と、一緒にレッスンできて、、、良かったなっ
電車のなかで、振り付けの細かい部分を確認しあった
頭でわかっていても、その通りに動けなかった自分たちを笑い飛ばしながら、、、
良い先生と、良い仲間にめぐり合えて、わたしは幸せです
+神に感謝
by nitonyan
| 2006-06-03 23:38
| Duende
「親より出世するよ」
私の母は、私にそう言い続けた
「親より出世するよ」
そう息子に言ったとたんに、はじめて私は、私の母の気持ちが理解できた
「親より出世するよ」
それは、
「親より出世してほしい」
という親の願いと、期待だった、、、
「La Postal 1日1信」
私の母は、私にそう言い続けた
「親より出世するよ」
そう息子に言ったとたんに、はじめて私は、私の母の気持ちが理解できた
「親より出世するよ」
それは、
「親より出世してほしい」
という親の願いと、期待だった、、、
「La Postal 1日1信」
カテゴリ
カテゴリの説明(New!)足の「人指し」指
土踏まず
足の小指
アキレス腱
くるぶし
かかと
すね
ひざ小僧
Duende
Story Telling
God Spell
親の子離れ・子の親離れ
ライフログ
お気に入りリンク
ライフログ
フォロー中のブログ
怪談百八つ物語ナギヲWorks
主日の御言葉
about ・ぶん
Miechel
響の言葉
祈りよ届け 願いよ叶え
アスペルガー社会人のBlog
のこたんのきらきら絵手紙...
なすびの花は無だばかり
絵てがみに だんだん