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足の「人指し」指


Gaudete in Domino. Ora et labora. 主にあって喜べ! 祈れ、そして働け!
by nitonyan
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正論は役に立たない

1週間前、実は、元夫と息子の三人で、息子の今後について話をしたいと、元夫に頼んでいた
ところが、いつになっても都合を知らせて来ない
しかたなく、こちらから「ご都合が悪いのでしょうか?」とメールを打つと、、、、

「本人には我慢して物事を続けるように伝えてください
 あの時にこちらに言ったことは嘘だったのでしょうか
 とにかく辞めるなら仕事に就くことになりますね」

と、都合がつかないことに加えて、そういうメールが届いた

「あの時」というのは、息子が専門学校に進みたいからと、父親(元夫)に学費の工面をお願いした日のことだろう
一見、冷たい文面に見えるけれど、たぶん、これが「世間並みの見解」だろう
たしかに、入ったばかりの学校を不登校になることは、「我慢が足りない」のかもしれない
ただ、正論を伝えただけで問題が解決するなら、悩む必要はない

ちょうど、河合隼雄さんの「こころの処方箋」(新潮社)を読んでいたので、「100%正しい忠告はまず役に立たない」 という章の文章と、元夫のメールが重なって、いつもなら元夫のこのようなメールに腹を立てるところが、むしろ気持ちは静かに落ち着いてきた

「我慢が足りない」子どもに、「お前は我慢が足りない!もっと我慢して物事を続けろ!」と伝えたところで、何の解決策にもならない
たしかに息子は、我慢が足りない部分もあるだろう
けれど、少なくとも私には、息子が学校に行かなくなったことが、ただ単に「我慢が足りない」だけだとはとても思えない
「我慢が足りない」と、口に出して言うことは簡単だ
これが、まったくの他人なら仕方が無い
「あそこの子どもは我慢が足りないのよ
 そういうふうに親が育てたんでしょうね」
そうやって、世間と言うものは、常に(自分のところはそうじゃなくて良かった)とホッと胸をなでおろす
けれど、元夫は、少なくとも「あかの他人」ではない
13歳までは一緒に暮らした、この世でただ一人の「父親」だ
「我慢が足りない」
そう言ってしまうことで、実は元夫は問題の核心に迫る努力から逃げているような気がする
もちろん、今では親権は私にあるから、元夫が、できの悪い息子を「他人」と思いたい気持ちもよく理解できる
けれど、元夫が息子のことを「他人」と思おうとしても、親子であることにかわりは無い

でも、、、

元夫の、父親としての責任は、今回は責めないでおこう
現実から逃避したツケは、きっと元夫自身が、人生のいつかの時点で支払うことになるだろうから、、、

それよりも、息子の心がまっすぐに前に進んでいってくれることを祈ろう、、、、

でも、それは、あくまでも私の「親としてのエゴ」になりませんように、、、


あくまでも、、、、、


+み旨のままになりますように
+神に感謝
by nitonyan | 2006-07-16 23:49 | すね

「親より出世するよ」
私の母は、私にそう言い続けた

「親より出世するよ」
そう息子に言ったとたんに、はじめて私は、私の母の気持ちが理解できた

「親より出世するよ」
それは、
「親より出世してほしい」
という親の願いと、期待だった、、、

「La Postal 1日1信」

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