足の「人指し」指
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お墓参りと、つかの間の団欒
お彼岸の入り
昨夜、職場からまっすぐ実家へ向かい、一泊
実は諸事情から、めずらしく一ヶ月ぶりの実家だ
でも、ちょうど8月末から風邪をひいていたので、コンコンと咳をしている状態で実家に行かなくて済んで良かった
年寄りの一人暮らしに、風邪をおみやげなんて、洒落にならない
久しぶりだったので、母はいつもより饒舌
まさに機関銃のようにしゃべりまくった
それでも、父が他界して間もなく1年になる
生来おしゃべりの母が、
「一日、誰とも話さないことにも慣れたよ」
と、笑って話せるまでになった
昨日までの涼しい日はどこへやら、、、、
お彼岸の入りの日は朝から快晴っ!
いつものように掃除用具とお線香・お花を持って菩提寺へ向かった
お墓までの長い長い階段には強い日差しが照りつけ、水の入った桶を持って上るには、なかなかシンドイ
それでもお墓につくと、ちょうど山が太陽の日差しをさえぎってくれて、涼しい風の吹くなか、お墓の掃除をして、お参りをすることができた
菩提寺を後にして、母と昼食
ふらりと入った中華料理屋だったけれど、思いのほかお洒落なお店で、母もご機嫌っ
母はかに玉の定食、私は冷やし鶏の定食を頼んだ
食の細い母は、ご飯にはいっさい手をつけず、かに玉を少しだけ食べ、残りは私の胃袋に、、、
食事が済んで実家に帰ると、もう私が帰宅する準備にかかった
いつもなら夕飯まで一緒にとって、母が寝室に入る時間まで実家で過ごすけれど、今日は特別に早く帰る予定にしている
なぜなら、母がお得意のぼた餅を作ってくれていたからだ
豆から煮て、あんこも手作りの母のぼた餅を、その日のうちにお世話になったご近所さんに配るために、どうしても夕方までには家に帰るためだ
今回は、ご近所さんだけでなく、もう一人、ぼた餅を渡したい人がいた
5年前に別れた元夫だ
母に言わせると
「子どもがいなければ、夫婦は別れちゃえば他人だけど、Jくんのお父さんっていうことには変わりはないんだから、、、」
そう言って、元夫へのぼた餅をせっせと包んでいた
元夫へもそのことは事前にメールで知らせてあり、仕事が終わる時間に合わせて、どこかで会って渡す予定にしていたけれど、仕事が終わる時間がわからないということで、元夫が私の家まで取りに来る予定になっていた
ぼた餅30個を持って、実家を後にしたのが午後の3時
家に着いたのは、ちょうど6時になっていた
それから洗濯と掃除をしていると、元夫から携帯にメールが届いていた
「今日はめずらしく早く上がれそうなので、あと少しでそちらへ行けそうです」
7時半に元夫が到着
母のぼた餅、途中の駅で買ってきたいなり寿司などを食べているうちに、今日からバイトの息子も帰ってきた
バイトの終わる時間がわからなかったので、元夫の来訪は息子には告げていなかった
居間に座っている父親を見て、一瞬ビックリした様子だったけれど、すぐに笑顔になって息子もテーブルについた
最近は、息子もずいぶんと大人になって、父親とも笑顔で話せるようになった
話しがはずんでなごんだところで、2人だけを置いて、友人やご近所にぼた餅を配りに家を出た
いつもなら2~30分ぐらい立ち話をするところだけれど、
「今ね、元夫が来ていて、息子と2人にしてきたの」
そう言うと、長年の友人も
「よかったね~」と、話を切り上げてくれた
もう一件、お世話になっている友人のお母さんのお宅を訪ねたけれど留守だったので、そのまま帰ってきた
家に帰ると、居間では男2人が談笑している最中だった
「ビールでも買ってきて飲もうよ」
そう言うと、元夫が息子にお金を出してくれた
息子がビールを買ってくるあいだに、私はDVDのスイッチを入れた
「このあいだのフラメンコの発表会のビデオ
息子は観たくないでしょうから、今のうちに見せてあげる」
元夫も発表会に来る予定だったのが、仕事で来ることができなかったのだ
DVDが終わると同時に、息子がビールを買って戻ってきた
そして、3人で乾杯っ
「Jくんの未来を祝してっ!!」
もうすぐ二十歳の誕生日を迎える息子も、グラスをかわした
ビールを飲みながら、これからのことに話題をすすめた
・今年の誕生日の食事会のこと
・食事が済んでから、成人式のスーツを一緒に買いに行くこと
・成人式に写真館で写真を撮ること
・来年のお正月あたりに、元夫方の祖父母のところへ、元夫と息子と一緒に挨拶に行くこと
・来年の学費について、不足分を半分ずつ負担して欲しいこと
元夫にしたら、母のぼた餅に誘われて出かけたところで、いろいろと約束をさせられてしまい、「飛んで火にいる夏の虫」状態になったけれど、特に最後の息子の学費の不足分については、これからバイトで頑張って貯めようとしている息子への良い援護になると思い、今回ぜったいに話をつけようと思っていたことだった
しばらくつかの間の家族の時間を過ごしてから、元夫が帰って行った
玄関の戸が閉まると、息子がボソッと言った
「元気そうでよかったよ」
いつもは父親のことなど一切口にしない息子の、心の声を聞いた気がした
その後、息子はいつものように部屋に入って、そのまま部屋から出てくることはなかった
テーブルに散らかった宴の後片付けをして、私もそうそうにベッドにもぐりこんだ
人見知りが激しく、来客中は影にかくれて出てこない猫も、今日はずっと輪のなかに入っていたのが不思議だった
今日の段取りが万事上手く進んだことを、父と母、そして神さまに感謝、、、、
昨夜、職場からまっすぐ実家へ向かい、一泊
実は諸事情から、めずらしく一ヶ月ぶりの実家だ
でも、ちょうど8月末から風邪をひいていたので、コンコンと咳をしている状態で実家に行かなくて済んで良かった
年寄りの一人暮らしに、風邪をおみやげなんて、洒落にならない
久しぶりだったので、母はいつもより饒舌
まさに機関銃のようにしゃべりまくった
それでも、父が他界して間もなく1年になる
生来おしゃべりの母が、
「一日、誰とも話さないことにも慣れたよ」
と、笑って話せるまでになった
昨日までの涼しい日はどこへやら、、、、
お彼岸の入りの日は朝から快晴っ!
いつものように掃除用具とお線香・お花を持って菩提寺へ向かった
お墓までの長い長い階段には強い日差しが照りつけ、水の入った桶を持って上るには、なかなかシンドイ
それでもお墓につくと、ちょうど山が太陽の日差しをさえぎってくれて、涼しい風の吹くなか、お墓の掃除をして、お参りをすることができた
菩提寺を後にして、母と昼食
ふらりと入った中華料理屋だったけれど、思いのほかお洒落なお店で、母もご機嫌っ
母はかに玉の定食、私は冷やし鶏の定食を頼んだ
食の細い母は、ご飯にはいっさい手をつけず、かに玉を少しだけ食べ、残りは私の胃袋に、、、
食事が済んで実家に帰ると、もう私が帰宅する準備にかかった
いつもなら夕飯まで一緒にとって、母が寝室に入る時間まで実家で過ごすけれど、今日は特別に早く帰る予定にしている
なぜなら、母がお得意のぼた餅を作ってくれていたからだ
豆から煮て、あんこも手作りの母のぼた餅を、その日のうちにお世話になったご近所さんに配るために、どうしても夕方までには家に帰るためだ
今回は、ご近所さんだけでなく、もう一人、ぼた餅を渡したい人がいた
5年前に別れた元夫だ
母に言わせると
「子どもがいなければ、夫婦は別れちゃえば他人だけど、Jくんのお父さんっていうことには変わりはないんだから、、、」
そう言って、元夫へのぼた餅をせっせと包んでいた
元夫へもそのことは事前にメールで知らせてあり、仕事が終わる時間に合わせて、どこかで会って渡す予定にしていたけれど、仕事が終わる時間がわからないということで、元夫が私の家まで取りに来る予定になっていた
ぼた餅30個を持って、実家を後にしたのが午後の3時
家に着いたのは、ちょうど6時になっていた
それから洗濯と掃除をしていると、元夫から携帯にメールが届いていた
「今日はめずらしく早く上がれそうなので、あと少しでそちらへ行けそうです」
7時半に元夫が到着
母のぼた餅、途中の駅で買ってきたいなり寿司などを食べているうちに、今日からバイトの息子も帰ってきた
バイトの終わる時間がわからなかったので、元夫の来訪は息子には告げていなかった
居間に座っている父親を見て、一瞬ビックリした様子だったけれど、すぐに笑顔になって息子もテーブルについた
最近は、息子もずいぶんと大人になって、父親とも笑顔で話せるようになった
話しがはずんでなごんだところで、2人だけを置いて、友人やご近所にぼた餅を配りに家を出た
いつもなら2~30分ぐらい立ち話をするところだけれど、
「今ね、元夫が来ていて、息子と2人にしてきたの」
そう言うと、長年の友人も
「よかったね~」と、話を切り上げてくれた
もう一件、お世話になっている友人のお母さんのお宅を訪ねたけれど留守だったので、そのまま帰ってきた
家に帰ると、居間では男2人が談笑している最中だった
「ビールでも買ってきて飲もうよ」
そう言うと、元夫が息子にお金を出してくれた
息子がビールを買ってくるあいだに、私はDVDのスイッチを入れた
「このあいだのフラメンコの発表会のビデオ
息子は観たくないでしょうから、今のうちに見せてあげる」
元夫も発表会に来る予定だったのが、仕事で来ることができなかったのだ
DVDが終わると同時に、息子がビールを買って戻ってきた
そして、3人で乾杯っ
「Jくんの未来を祝してっ!!」
もうすぐ二十歳の誕生日を迎える息子も、グラスをかわした
ビールを飲みながら、これからのことに話題をすすめた
・今年の誕生日の食事会のこと
・食事が済んでから、成人式のスーツを一緒に買いに行くこと
・成人式に写真館で写真を撮ること
・来年のお正月あたりに、元夫方の祖父母のところへ、元夫と息子と一緒に挨拶に行くこと
・来年の学費について、不足分を半分ずつ負担して欲しいこと
元夫にしたら、母のぼた餅に誘われて出かけたところで、いろいろと約束をさせられてしまい、「飛んで火にいる夏の虫」状態になったけれど、特に最後の息子の学費の不足分については、これからバイトで頑張って貯めようとしている息子への良い援護になると思い、今回ぜったいに話をつけようと思っていたことだった
しばらくつかの間の家族の時間を過ごしてから、元夫が帰って行った
玄関の戸が閉まると、息子がボソッと言った
「元気そうでよかったよ」
いつもは父親のことなど一切口にしない息子の、心の声を聞いた気がした
その後、息子はいつものように部屋に入って、そのまま部屋から出てくることはなかった
テーブルに散らかった宴の後片付けをして、私もそうそうにベッドにもぐりこんだ
人見知りが激しく、来客中は影にかくれて出てこない猫も、今日はずっと輪のなかに入っていたのが不思議だった
今日の段取りが万事上手く進んだことを、父と母、そして神さまに感謝、、、、
by nitonyan
| 2007-09-20 23:15
| くるぶし
「親より出世するよ」
私の母は、私にそう言い続けた
「親より出世するよ」
そう息子に言ったとたんに、はじめて私は、私の母の気持ちが理解できた
「親より出世するよ」
それは、
「親より出世してほしい」
という親の願いと、期待だった、、、
「La Postal 1日1信」
私の母は、私にそう言い続けた
「親より出世するよ」
そう息子に言ったとたんに、はじめて私は、私の母の気持ちが理解できた
「親より出世するよ」
それは、
「親より出世してほしい」
という親の願いと、期待だった、、、
「La Postal 1日1信」
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